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「情報活用」を考える [◆IT時事/SaaS]

「情報活用」というテーマに最近縁がある。
いろいろなところで「情報活用」をテーマにしたアクティビティに首をつっこんでいる。

ITを何に使うか、どう使うか、そういうテーマ。

クラウドだのSaaSだのiPhone4だのiPadだのGoogleだのTwitterだのと、
いろんなITが登場しているけど、どっちかというと「振り回されてる」と感じている
人が多いから、その裏返しで、「そもそもITとは・・・」なんていう根っこの理解を
したい気分になっている。そんな風に自分は解釈している。

ま、もちろん、「理屈じゃない!感覚で使うんだ!」みたいな本質もある意味で
賛成なのですが、こと個人としてのIT利活用についてはそれで十分だけども、
企業や団体などの組織としてのIT利活用については、ちょっとそれでは説得力
が無く、組織を動かすには不十分というのが現実。
そんなところから、「情報活用」ということでテーマアップされてきている。

IT=情報技術なわけですが、その情報技術が純粋にテクノロジーとして効果を
発揮するのは「情報処理能力」。大量の情報を、短時間で、加工する能力。
人間が行うのに比較して、何倍ものスピードと正確性で処理する能力がある。
IT/情報技術とはそういう能力をもったテクノロジー。

例えば、インターネットの検索。
これも、世界中のWWWの大量情報を大量処理している、まさにIT/情報技術の
能力が発揮されている世界ですね。

その意味で、「情報活用」とは、「情報処理能力の利活用」と置き換えて考える
のが本筋かなと。もっと言うと、「人間が行うのに比較して、何倍ものスピードと
正確性で処理できる能力の利活用」てな感じ。

自分のスケジュールを手帳で管理すればすむようなものは、そんな能力を
使うまでもないもの。だから、昔からPIM(パーソナル・インフォメーション・
マネジメント)なんて、流行っては廃って、廃っては流行ってを繰り返すだけで
実際的にならない。

(a) 量が多い
(b) 種類が多い
(c) いろいろなところから発生する
(d) 発生頻度が高い
(e) つながりが多い

そんな情報こそが、「人間が行うのに比較して、何倍ものスピードと正確性で
処理できる能力の利活用」が効く部分なのだと思う。

この視点を持ち続けることが、流行に左右されず、本質的な情報活用を
可能とすることではないだろうか。


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