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リテールテックに行ってきた。 [◆IT時事/SaaS]

2011年3月11日まで東京ビッグサイトで開催されている「リテールテックJAPAN」に行ってきました。

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前職時代、スマートフォンの走りといえる(?)「W-ZERO3」を流通分野で活用促進しようという主旨でウォッチして以来でしょうか。久しぶりにじっくりと会場の隅々まで見て回りました。

とにかく大盛況!
驚くほどの活況。勢い、熱気、ワクワク感があふれかえっている会場でした。
景気の好転を感じさせるエネルギーがありましたね。
物価上昇の兆候もある中で、兎年から飛躍の10年が始まるか!?なんて期待しちゃいました。

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で、ITコーディネータ目線で注目したのは次の4点です。
(1)デジタルサイネージ
(2)クラウドアプリケーション
(3)流通BMS対応
(4)タッチパネル

(1)デジタルサイネージ
とにかくデバイスの種類が豊富♪
いよいよ普及期に入ってきたことを感じさせます。
単に動画や映像を流すのは当たり前で、チラシ連動など、プラスアルファのコンテンツがデジタルサイネージ上で表現されています。
小型ディスプレイから大型のディスプレイまで、利用しやすい環境が整ってきたのではないでしょうか。
そういえば、各社のブースの展示パネルも液晶ディスプレイを採用する例も目立ってましたね。

(2)クラウドアプリケーション
POSのデータ集約やポイント管理システム、店舗管理システム等々、アプリケーションのクラウド対応化がグンッと進んだ印象です!
これはとても良いムーブメント。
「クラウド」が騒がれはじめてからしばらくは、IaaSやPaaS、HaaSといった下位レイヤのクラウドサービスの話しか聞かず、アプリについては結局Salesforceしかないの?といった業界でしたが、いやいやしっかりと準備していたんですね。
クラウドアプリケーション元年と言ってしまいましょう!来てます!

(3)流通BMS対応
これをうたうソリューションがなんだか目につきました。
流通BMSという単語自体は昔っから聞きますし、新しいワードではありません。
むしろ、標準化の苦戦情報だけが耳に入ってくるような印象でしたが、ここも辛抱強く関係各位が活動されてきた成果でしょう。今年の雰囲気は、流通BMSに対応してなければもはや遅れたITであるかのようなキーワードになってた印象を受けました。
大手流通も採用に動き出しましたし、流通BMSも加速していくかもしれません。

(4)タッチパネル
そして最後がタッチパネルです。
iPadのブレイクが業界全体にプラスのエネルギーをもたらしましたね。
各社がいろいろなタッチパネルを提供しています。
工事現場でも使えるタフなタッチパネル端末。
POSレジとして使えるもの。
デジタルサイネージと組み合わせた活用。
もはや当たり前といってよいくらいの雰囲気でした。

注目したものを(1)~(4)にまとめてみましたが、それらは、それ単体で普及期になってきたということではなく、流通業界全体のIT利活用がグンと進んできた結果、ということなのかもしれませんね。
では、どうして流通業界全体のIT利活用が進んできたのか?
直感としては次の①×②と思いますが、その背景はもう少し時間をかけてデータを集めて分析したいと思います。
①携帯電話・スマートフォン・EC(ネットスーパーなどその代表例)といった消費者のITリテラシーの底上げ
②iPadやデジタルサイネージといった利用しやすいデバイスの普及(選択肢が増えて価格がリーズナブルに))

ともかく、日本全体が元気になりそうな、なんだかとっても良い予感がしています!!!

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