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「情報活用」 データ分析は誰の担当か? [◆IT時事/SaaS]

日常業務の中での情報活用の一つに「データ分析」がある。
売上分析やコスト分析などなど。
また、そののための様々なツールもITベンダーから提供されている。

この「データ分析」のカベは、意欲と能力。

「意欲」とは、すなわち、データを分析して何をしたいか、という点。
往々にしてこの部分はないがしろになっている。
企画部門の中でデータ分析業務を担当したスタッフ。
データ分析そのものが目的になってしまいがち。
時間をかけてあれこれといろいろ分析するが、「で、何のため?」となる。

そりゃそうだ。データ分析をして何をしたいかという「意欲」はそこにない。
だって、そういう立場にない。責任が無いし権限が無い。
そういうスタッフにデータ分析をまかせても、言われたこと以上はできない。
(たまに、ラッキーパンチが出ることはある。)

「意欲」をもちうるのは、とある業務の責任と権限を有する人間。
つまりはマネジャーである。

では、そのマネジャーに「能力」があるかという点。
ここでいう「能力」は、マネジメント能力のことではなく、データ分析をする能力のこと。
これが大変なカベ。

Excelのピボットテーブルが使えるマネジャーが何人いるか。
2つのCSVをExcelでキーで連結できるマネジャーが何人いるか。

こういうと反論が出そう。
「そんな作業は誰かに指示すればよい」

そりゃそうだ。そんな作業を「定義できるのなら」そうすればよい。「定義」できれば。

問題なのは、「そんな作業を定義するために「そんな作業」が必要だったりする」ということ。
うーん、ややこしい。

仮説を以てデータをこねくり回さないと見えてこないこともある。
データを見ながら仮説を修正することだってある。
仮説検証というが、言うほど簡単ではない。

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お問い合わせはお気軽に。info@tomorrows.co.jpまでお寄せください。

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nhama

私自身、頼まれてデータベース(ODBC)をアクセスで加工しています。
でも、頼む方が何がしたいのか、どういう仮設を持っているかなど不明確で困ります。ある程度、こちらが要望を感じ取らないと。

by nhama (2010-09-27 22:49) 

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